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防食塗料

タワーバリヤー

タワーバリヤー ~送電鉄塔補修用長寿命塗装システム~

送電鉄塔など亜鉛めっきを用いた構造物への、より長寿命の補修用塗装システムです。

開発の概要

亜鉛めっき用塗料は、活性で塗膜付着安定性に劣る亜鉛への付着性の確保のため防食性を犠牲にした設計になっています。一方、送電鉄塔の補修塗装が必要となる頃には、亜鉛めっき表面の純亜鉛層は消失し、鉄―亜鉛の合金層が露出した状態となっていますが、合金層への塗膜付着安定性については判っておらず、これまで合金層に注目した塗料開発も行われていませんでした。そこで、亜鉛めっき合金層に着目した塗料開発コンテストを計画し、コンテストに参加いただいた大手防食塗料メーカ6社の試作品を評価し、その結果を基に開発を進めることにしました。コンテストの結果、鉄―亜鉛めっき合金層との付着性に優れた高密着応力緩和型エポキシ塗料下塗り50μmに、紫外線による塗膜減耗を考慮し超厚膜型としたガラスフレーク入りエポキシ塗料350μmを上塗りした塗装仕様が最も良好な結果を得ました。 この試作品を提案した塗料メーカーと共同で製品化を行い、特に上塗りについて350μmの超厚膜塗装が安定して行えるよう改良を加えた結果、塗装性に優れ、長期耐久が期待できる送電鉄塔補修用塗料を開発しました。

特徴 開発品の塗膜性能

開発品と海岸部など高腐食環境で15年の耐久実績のある従来品の防食性、付着安定性を各種劣化促進試験により評価した結果、開発品が従来品に比べて6倍以上の耐久性を示しました。15年の耐久実績のある従来品と比較して6倍以上の耐久性があることから、計算上、開発品の耐久性寿命は90年となり、少なく見積もっても50年以上が期待されます。

特徴 開発品の錆面適応性

送電鉄塔では十分な下地処理が困難な場合が多いため、低ケレン錆面への適応性を評価したところ、従来の塗料に比べて優れた結果が得られました。送電鉄塔の部分的な発錆部に対しても、長期防食効果が期待できます。

特徴 開発品のライフサイクルコスト

開発品と同じ2回塗りの10年耐用の厚膜塗装仕様(厚膜エポキシ100μm+ウレタン塗料30μm)と比較して、初期費用はやや高くなりますが、長期的には補修費用が抑えられ、ライフサイクルコストの大幅な低減が見込まれます。

特徴 開発品の排出VOC(揮発性有機化合物)量

開発品のガラスフレーク入り超厚膜エポキシ上塗り塗料は溶剤含有量が少なく、低溶剤塗装仕様となっています。従来品に比べ、補修インターバルが長くなることから、排出VOC量の低減効果が期待できます。

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