農業製品

ハッピィ・マインダー よくある質問

皆様からよくいただくご質問をまとめています。ご参考ください。

ハッピィ・マインダーとはどのようなものですか詳しく教えてください。

温室内の気温、湿度、CO2濃度、日射強度などの栽培環境を手軽かつ高性能に計測・蓄積すると共に、計測データに異常を検出した場合には電子メールによる通報を行ったり、インターネットを経由して、いつでも、どこからでも、蓄積したデータをリアルタイムに分析し、栽培管理に有用な情報を引き出すことのできるシステムです。 詳しくはハッピィ・マインダーの「詳しい資料」をご覧下さい。

基本セットには何が含まれて、何を測定できますか?

基本セットには、『データ収集ユニット』と、データ収集ユニットへ測定データを送信する『センサユニット』が含まれております。 測定内容は、気温、相対湿度、CO2濃度、日射強度、(培地等)温度×3で、最高、最低、平均値、絶対湿度、露点温度、飽差などをグラフ表示できます。

どこで購入できますか?

弊社での直販と販売特約店からの購入が基本です。
但し、お客様のご要望により地元のJA様、農業資機材会社様などを経由して販売することも可能です。

基本セットの価格はいくらですか?

別途お問い合わせください。

データ収集ユニットには、センサユニットを何台まで接続できますか?

データ収集ユニット1台に対して最大16台のセンサユニット(又はセンサユニットポータブル)を接続することができます。
但し、警報メールを設定できるのはセンサユニット8台(又はセンサユニットポータブル)までとなっております。
このため、16台全てのユニット(温室)で警報メールを利用する場合は、データ収集ユニットを2台としてシステムを構築する必要があります。

データ収集ユニットとセンサユニットの最大無線通信距離はどれくらいですか?

障害物(建造物、樹木、鉄骨材など)が無く、お互いのアンテナが見える位置関係であれば100m程度まで大丈夫です。アンテナは極力高い位置に設置してください。

クラウドを利用しますか?

ハッピィ・マインダーはクラウドを利用しません。データ蓄積、データ管理等は全てデータ収集ユニットで行います。データ収集ユニットがクラウド機能を備えています。

インターネット利用時の通信料はいくらかかりますか?

ハッピィ・マインダーは、お客様の方で一般の通信プロバイダ(ASAHIネットまたはOCN)と契約して頂くことを基本としています。
初期登録料が約3,000円で、毎月900円程度の安価な通信契約で利用できます。 また、通信端末機器はデータ収集ユニットに標準装備されていますので、通信プロバイダとの契約でSIMカードを準備して頂くだけで構いません。

プロバイダーはどこでも利用できますか?

数多くの通信プロバイダがございますが、ハッピィ・マインダーで利用可能な通信業者は、「ASAHIネット」と「OCN」の2社のみです。

データ収集ユニットにはどれくらいデータを蓄積できますか?

計測周期が60秒とするとセンサユニット1台の場合32年分、センサユニット8台で4年分のデータを蓄積できる計算となります。
また、計測周期が300秒とするとセンサユニット1台の場合160年分、センサユニット8台で20年分のデータを蓄積できる計算となります。

測定周期はどれくらいですか?

任意に設定した周期(最低60秒)でデータを収集できます。

山岳地域など電波が入りにくい地域で使用できますか?

DoCoMoのエリア内であればつながります。それ以外はつながりません。

ハッピィ・マインダーの普及状況はどれくらいですか?

H25年の7月に販売を開始、これまでに全国で約520台です。

インターネット契約を済ませた後どのような手続きをすればよいですか?

1週間程度でSIMカードが届きますので、SIMカードを端末にセットしてください。

カメラをつけたいのですが、市販のカメラをつけることはできますか?

市販のカメラは接続できません。当社のカメラユニットのみです。

CO2センサのみを追加することはできますか?

CO2センサのみの追加はできません。CO2センサを追加したい場合は、センサユニットを追加していただかなくてはなりません。

外気を測定(温度、湿度等)する装置はありますか?

『屋外気象ユニット』というものがあり価格は 9万円(税別)です。この装置は電源いらずで、雨ざらしでも問題ありません。
気温、湿度、日射強度を測定でき、オプションで降雨量測定もできます。

日射センサのケーブルを20m延ばしたいです。できなければ何mまでなら延ばすことが可能ですか?

20m延ばすことは可能ですが、誤差がでるため延ばした後、お客様で再校正していただかなくてはなりません。 こちらの日射センサは簡易なセンサのため、研究所や試験場等でのご使用はおすすめいたしません。 精度の高い日射量の測定が必要な場合は、市販の高精度な日射センサのご使用をお勧めいたします。

外付け温度センサは、何個まで追加できますか?

標準で3個付属しています。追加で最大16個まで接続できます。 ただし、各センサケーブルおよび延長ケーブルの合計の長さが40m以内となるようにしてください。 ケーブル長が長くなると測定できない場合があります。 また、温度センサはノイズの影響を受けやすいため、動力などの電源ケーブルから離して配線してください。

データ収集ユニットが耐えられる温度&湿度はどれくらいですか?

データ収集ユニットをハウス内に設置する場合は、常時日陰となる場所に置くなどして40℃以下の場所で設置願います。 湿度は、結露しないことが重要です。 また、別の箱で覆う場合は熱がこもり高温となるため十分な換気を行ってください。

日射センサはハウスの外に出しても大丈夫ですか?

問題ありません。実際に屋外に出して使用している方もいらっしゃいます。

制御はできますか?

制御はできません。但し、ニーズが高いCO2制御とタイマ制御については、ハッピィ・マインダーのオプションとして開発・商品化しています。

カメラユニットの画素数等のスペックを教えてください。

静止画のみの記録でが画素数は120万画素です。動画やズーム等は不可です。

ハッピィ・マインダーの日射強度は、次のどれになるのでしょうか?他の場所のデータとの比較を考えています。①直達日射量 ②全天日射量 ③放射収支量

②の全天日射量に近いです。しかし気象観測用ではなく、あくまで簡易的な物なので、計測値は目安としてご理解ください。

センサユニット_ポータブルのオプションに「外部アンテナ」がありますが、これを装着した場合、見通しでどれ位の距離が届くようになるのでしょうか?

本体に内蔵のアンテナと外部アンテナは基本的に同じものなのですが、本体を植物群の中に設置すると電波が周囲の植物に吸収されて、通信距離が極端に落ちてしまう場合があります。 そのような場合は、外部アンテナを標準のセンサユニットと同じように温室上部に設置して頂きますと、障害物がなければ、100m程度までは大丈夫だと思います。 また屋外ですと300m程度大丈夫です。内蔵アンテナでも、本体を温室上部に設置できれば、上記と同様の通信距離があります。

各センサーの長さはどれくらいですか?

標準で、外付温度センサ2m、日射センサ5m、土壌水分センサ5m、土壌水分・ECセンサ5m、デジタルPF計5mです。

耐用年数は?センサの寿命は?

機器自体は7年以上の耐用年数があります。 センサユニットの通風ファンは1~2年で定期的に交換(約1,000円)する必要があります。 なお、基本セットに予備の通風ファンが1個付いています。 センサの劣化や寿命は使用環境によって大きく変わります。 各センサはお客様で簡単に交換できるようになっています。

カメラユニットで撮影した画像の保存できる枚数はどれくらいですか?

1,500枚まで保存できます。1,500枚を超えると古い順から削除されていきます。

回線の障害で3G/LTE通信が時々不良となり、ルータの電源をOFF/ONしないと復帰しないことがあるとのことですが、自動的に復帰させる方法はありますか?

新型の3Gルータであれば、毎日深夜3時に自動再接続をするようになっています。 旧型の3Gルータにはその機能はありませんが、市販のAC電源24時間タイマ(価格は1000円程度)を使用して、深夜にルータの電源を短時間OFFすることで同様の効果が得られます。

いちご泥棒が心配です。ハッピィ・マインダーで泥棒通報ができませんか?

市販の防犯用マグネットスイッチをセンサユニットのDI入力に接続し、メール通報条件を設定することで可能です。

任意の期間(1日、1週間、1ヶ月等)の昼夜間平均気温、積算温度、積算日射量、平均昼夜間気温差(期間平均DIF)を求める方法はありますか?

[期間データ簡易分析]->[センサ(温室)指定]->[④データ抽出D] で任意の期間の昼夜間平均気温、(有効)積算温度、積算日射量、 平均昼夜間気温差(期間平均DIF)等を簡単に算出・表示できます。 (有効)積算温度、積算日射には、目標値までの到達日数を予測 する機能もあり、大変便利です。

給液量などの測定はできますか?

センサユニット及びセンサユニットポータブルはパルス入力が1点あり、 パルス出力付きの流量計を使用して給液量、排液量などを計測することが できます。 計測したパルスは、1時間毎又は1日毎の積算値や指定期間内の 積算推移など、数値やグラフで表示することができます。

通風ファンの故障をメールで通報する方法はありますか?

通風ファンの運転電流値(電圧信号に変換)をセンサユニットのアナログ入力に接続することで、ファンの運転電流を監視できます。 このファン運転電流値(アナログ入力値)に異常通報メールの閾値を設定すれば、ファン停止時にメールで通報することができます。 電圧信号への変換など、必要な資材を準備、販売できますのでご相談下さい。価格は1500円程度で、お客様ご自身でも簡単に取付可能です。

システムが正常かどうか毎日簡単に確認する方法はありますか?

異常通報メール機能を用いて以下の設定を行うことで、1日1回、システムとネット回線の正常動作及び温室内気温を確認することができます。
[警報の設定方法]
・センサ選択:気温
・下限値:1
・上限値:-1
・開始時刻:0800
・終了時刻:0805
・送信周期:600
・通報文:(例)温室1の現在気温をお知らせします

*メール内容(例)
温室1の現在気温をお知らせします at 2016/05/25 08:00:00 0:22.61

※設定した開始時刻に1回/日、メールが送信されます。開始と終了時刻は任意に設定可能ですが、 必ず間隔は5分として下さい。送信周期が5分のため、開始と終了時刻の間隔が5分以上になると、 1日に何回もメールが送信されます。
※システム又はネット回線に異常があると、設定時刻にメールが届かなくなります。

インターネットを使用しなくても(SIMカードを契約しなくても)利用できますか?

インターネットを使用しなくてもデータ収集ユニットとLAN接続(無線、有線とも可)することで、パソコン、スマホ等でモニタリング可能です。
但し、インターネットを利用した以下の機能、サービスは利用できません。
・異常通報メール機能
・リモートメンテナンス(お問合せがあった場合のインターネット経由での故障診断など)
・リモートバージョンアップ(インターネット経由でのソフト更新)

CO2センサの計測誤差が ±75ppmと、他社製品に比べて大きいように思いますが、センサの性能が悪いのですか?

取扱説明書ではCO2センサの性能を正しく表現するために、センサのオフセット調整を行わない場合の最大誤差を表記しており、 定期的にオフセット調整を行うことで計測誤差は±20ppm程度になります。(他社製品ではオフセット調整後誤差を表記)また、オフセット変動の少ない「単光源2波長方式」の高性能センサを採用しており、農業用として一般的な「単光源1波長方式」の センサで必要となる頻繁なオフセット調整は不要です。

センサユニットの通風ファンの風量が少なすぎ、温・湿度センサが太陽熱の影響を受けるのではないかと心配です。

センサボックス内への埃、水滴、農薬成分等の吸いこみを減らすために、必要最小限の風量としています。 太陽熱の影響を受け易い温・湿度センサは空気の吸入口近くに取り付け、外気を高速に温・湿度センサに当てる構造とすることで、少ない風量でも高精度な計測ができることを確認しています。

メーカは、アクセスID、パスワードを知っているので勝手にデータを見ることができると思いますが、栽培ノウハウが漏れないか心配です。

当社からは、お客様からのご依頼によるメンテナンス目的以外でお客様のシステムにアクセスすることはなく、メンテナンス時にも計測データのダウンロード等は一切行わないよう、厳格なルールを定めて運用しておりますので、どうかご安心下さい。また、HaPPiMinderではデータ蓄積用のクラウドサーバを使用しておらず、計測データはお客様のシステム内にしか保存されていないため、クラウドサーバからのデータ流出の心配は有りません。