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希少植物・イチゴのバイオ苗

組織培養技術を活用し、希少な山野草、イチゴを増殖・種苗生産販売しています。

当社は植物の組織培養に関する研究に長年取り組み、栄養繁殖性の野菜やラン類の大量増殖技術や育種技術を培ってきました。
これらの組織培養技術を活用し、自然界で数が減少している希少な山野草類や自社開発のイチゴ品種を増殖・種苗生産しています。
珍しい希少植物を身近なものとして育てられるよう、これから希少植物のバイオ苗を販売して参ります。
また、当社は無菌培養のできるクリーンルーム施設や栽培用環境制御温室も保有しておりますので、絶滅が懸念される植物やなかなか繁殖できずに困っている植物を対象に、組織培養を用いた増殖業務の受託も承ります。

組織培養によるカンランの大量増殖技術の開発

カンラン(Cymbidium kanran Makino)は、希少な東洋ランとして愛好家の間で人気が高く、近年では自生種の減少が著しく、絶滅危惧IB類(環境省レッドリスト2012)に分類されています。これまで環境アセスメントの一環でカンランの組織培養による増殖技術を開発しました。これらの技術は、ある地域のカンラン自生地で自生種の保護・増殖に役立てられています。
カンランのバイオ苗生産カンランを開花させ人工交配し、採種します。種子を無菌播種し、栄養源や生長調節剤の入った培地で培養を続けるとカンラン特有の組織(ライゾーム)を形成します。これらの組織から植物体(シュート)が再生し、カンランバイオ苗が得られました。

組織培養受託実績

組織培養による増殖技術を活用して、環境アセスメントにおける絶滅危惧種の保護・増殖研究、希少ラン類のバイオ苗生産、品種改良等を受託しています。
【受託実績】 環境アセスアセスメントでの絶滅危惧種の保護・増殖 (電力会社関連工事)
環境アセスアセスメントでの絶滅危惧種の保護・増殖 (官公庁の公共工事)
希少花卉類の品種改良・増殖 (民間会社)
特産イチゴのウイルスフリー苗増殖 (イチゴ生産者)

希少植物・イチゴのバイオ苗販売は

  • ミセバヤ (ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属)

    ミセバヤ バイオ苗1,000円/鉢(税抜) 在庫あり

    多肉性の宿根草です。可愛らしいピンクの花が咲きます。香川県小豆島等が自生地と言われています。一説によると、山中で花を見つけた高野山の法師が「君にみせばや」と詠んだ歌から和名がついたと言われています。
     自然界では種子繁殖しにくいため、個体数が少なく絶滅が懸念されています。当社で、花蕾組織を培養し、大量増殖に成功しました。

  • カンラン〈ラン科シュンラン属〉

    カンラン バイオ苗 近日発売予定

    寒の時期(10月~1月頃)に開花するため、寒蘭(カンラン)と呼ばれています。当社で、四国産の観賞用株を人工交配して得られた種子を無菌播種し、バイオ苗の増殖に成功しました。

  • 疫病に強いイチゴ スマイルハート

    イチゴバイオ苗 親株 3,000円/鉢 在庫あり

    組織培養技術や微生物培養技術を品種改良に応用して開発した、疫病に強い大果系イチゴ品種です。イチゴの水耕栽培では、培養液に病原菌が混入すると深刻な影響があり、特に疫病に感染すると全滅の恐れがあります。‘スマイルハート’は疫病菌に耐性を持つうえに、果実が大きくポリフェノールが多く含まれる希少なイチゴ品種です。

  • 四季成りイチゴ スマイルルビー

    イチゴバイオ苗 親株 3,000円/鉢 在庫あり

    従来の四季成り性イチゴ品種(四季を問わず開花、着果)に大果系イチゴ品種を交配した、大果系の四季成り性イチゴ品種です。 イチゴは周年的に需要がありますが、一般的品種では夏に着果が起きません。また、四季を問わずに着果する四季成り性イチゴ品種は果実が小さいことや食味が良くないことが問題でした。‘スマイルルビー’は夏でも果実が出来る四季成り性に加えて、果実が大きく品質が良い希少なイチゴ品種です。