「みどりきくぞう」「みどりきくぞうGR」 よくある質問
皆様からよくいただくご質問をまとめています。ご参考ください。
- 緑色光の具体的な効果について教えてください。
- 具体的には、以下の効果を確認しています。
- 病害抵抗性（特許第5028407号）（欧州特許(オランダ)1992216）
- ハダニ抑制（特許第5294326号）
- 生育促進（特許第5364163号）
- 品質向上（特許第5988420号）
- 電照効果（特許第6541231号）
- 鮮度保持効果（特許第6924057）※ただしトマトのみ
緑色光を夜間に短時間照射することで、植物はストレス刺激を受け、体内で病害抵抗性が誘導されます。病害抵抗性が誘導されることで、抗菌物質を生産したり細胞壁が強化され、病原菌の攻撃を防御します。
ハダニに対して緑色光の直接的な影響はありません。緑色から長波長の光にハダニの天敵（カブリダニ類）に誘引されることが明らかになりました。施設内の緑色光にカブリダニ類が誘引・定着しやすくなり、ハダニを効率的に捕食すると考えています。
緑色光を夜間に短時間照射することで、生長に関連する遺伝が発現することを明らかにしました。緑色光がシグナルとして働き、生長を促進する植物ホルモンが増え、葉面積の増大や根の活性が向上し、光合成や養分吸収などが促進されると考えています。
抵抗性反応の一環で緑色光が植物の代謝経路に働き、ポリフェノール類の生合成を向上させたり、またストレス耐性反応として糖を蓄積すると考えています。
休眠抑制や開花調整などの電照作用もあります。
鮮度保持効果で果実の日持ちが良くなります。
- 緑色光による電照効果（花芽抑制、休眠抑制）について教えてください。
- 以下の効果を確認しています。
- イチゴ（休眠抑制）、オオバ（出蕾抑制）の電照効果を確認しています。そのため、これまで使用していた電照設備を使い、緑色ＬＥＤ電球に交換するだけで利用できます。
- キクについては、赤色光の電照作用が高く、緑色光源と組み合わせたＬＥＤ電球（みどりきくぞうGR）を開発し、主要品種への電照作用、生育促進、花質向上効果を確認しています。
- 電照に使う白熱電球や蛍光灯のかわりになりますか？
- かわりになります。
イチゴやオオバ、キクについては、生産者の協力に基づく実証試験を通じて電照効果を確認しており、従来の白熱電球や蛍光灯に代わる機器として利用することができます。
これまで使用してきた電照設備を使い、電照用ＬＥＤ電球に交換するだけで利用が可能です。
- どんな病気に効果がありますか？
- 試験で確認しているものは以下のとおりです。
・イチゴ：炭そ病、灰色かび病、うどんこ病など
・オオバ：斑点病
・トマト、ピーマン、キュウリ：灰色かび病
・ニラ：白斑葉枯病など
・ナス：黒枯病、すすかび病、灰色かび病
・シクラメン：炭そ病
＊病害抵抗性誘導により、その他の病害にも効果が期待できます。
- どんな作物にも効果があるのですか？
- 電照を利用する作物ではイチゴ、オオバ、キク、その他については以下の種類について効果を確認しています。
葉菜類：ニラ、ネギ、レタス類、ハーブ類 など
果菜類：トマト、ナス、ピーマン、パプリカ など
- １反（1,000㎡）あたりに必要な電球個数と導入コストは？
- 作物によって異なりますので別途お問い合わせください。
- 電気代は？
- 電気代の目安は、以下のとおりとなります。（1日夜間3時間照射、電球100個当たり）
「みどりきくぞう」の場合：1,500円～2,000円／月程度
「みどりきくぞうＧＲ」の場合：1,500円～2,000円／月程度
あくまでも目安であり、電気代を担保するものではありません。
- 照射時間は１日どれくらいか？
- 以下のとおりです。
「みどりきくぞう」の場合：夜間に２～３時間程度
「みどりきくぞうＧＲ」の場合：各品目の電照時間を適用(夜間に数時間）
- 緑色光は、どのような害虫に効果があるのか教えてください。
- ハダニの抑制効果やガの忌避効果があります。
- 何個から購入ができますか？
- １個から購入できます。
- １個あたりの価格はいくらですか？
- オープン価格です、以下の販売代理店までお問合せ下さい。
- 取り付けの間隔は？
- 電球は３ｍピッチを基本としています。
作物や間口に応じて、１棟あたり「３ｍピッチ×２列」又は「３ｍピッチ×１列」としています。
- ソケットは通常のものでいいですか？
- 通常の電照用ソケット（口金Ｅ26）で利用できます。