バイオテクノロジー利用技術
バイオテクノロジー利用技術

組織培養技術による植物の種苗生産や品種改良に関する研究

絶滅が危惧される希少な山野草類や地域特産の野菜類を中心に、組織培養技術を利用した大量増殖、種苗生産や品種改良に関する研究に取組んでいます。

  • 希少山野草類や地域特産野菜のバイオ苗増殖に関する研究

    1. 組織培養を利用した四国の絶滅危惧種(カンラン、ミセバヤなど)の大量増殖技術の開発
  • 植物の品種改良に関する研究

    1. 組織培養を利用したイチゴの四季成り性品種(スマイルルビー)や耐病性品種(スマイルハート)の開発(平成10年7月 品種登録済)
    2. 組組織培養を利用した病気に強いショウガの開発
    3. 地域特産アブラナ科野菜の品種改良に関する研究
  • 組織培養を利用したマリーゴールド種子の量産化技術の確立

    メンデルの遺伝法則を活用して、効率的な選抜育種と組織培養で系統維持を図るもので、本技術は他の植物にも適用することが可能です。

  • 今回確立した量産化技術は、住宅設備商社である㈱小泉(東京都杉並区 代表取締役社長 長坂剛氏)が土壌浄化用に独自に開発したマリーゴールドの新品種『レメディアパール』種子に関するものです。

    レメディアパールは、小輪の淡い黄色の花になるほか、従来品と比べて2倍以上の草丈があり、重金属であるカドミウム吸収能力が通常よりも1.5倍~2倍程度高いのが特長です。

    (参考)株式会社小泉について