M.EYEチェッカー®

コンクリートをはつらず構造物内部の
鋼材の「健全性」を非破壊で診断する装置です。

橋梁などの鉄筋コンクリート構造物内部の鋼材の「破断」の有無を、コンクリート表面から非破壊で診断できます。
装置は、専用の「磁石ユニット」、「磁気計測ユニット」のセットです。
「M.EYEチェッカー」は、装置のレンタルを承っています。まずは、お電話またはメールでお問合せください。

※「M.EYEチェッカー」は四国総合研究所の登録商標です。

特長

  • アルカリシリ化反応（ASR）※の見られるRC構造物のほか、PC構造物(ポステン、プレテン桁)に使用できます。
  • かぶり150mm程度までのコンクリート表面側の鉄筋が対象です。
  • 磁気計測ユニットは、約2kgと軽量でコードレスのため、現場での取扱いが容易です。
  • 磁気計測ユニットで測定したデータは、無線によりお手元のノートパソコンで波形を診ることができます。

※コンクリート劣化原因のひとつで、コンクリート内部のアルカリにより反応性の 高いシリカ（SiO2）がゲル状物質に変化する現象

診断原理：漏洩磁束法

鉄筋が強磁性体であることを利用して、コンクリート表面から磁石で鉄筋を着磁します。破断箇所では、磁束の乱れがあるので、それを磁気センサーで検出して破断の有無を診断します。

診断方法

  1. あらかじめ鉄筋探査等により、鉄筋の位置およびかぶりを把握しておきます。
  2. 磁石ユニットの取手を両手で握り、診断したい鉄筋上のコンクリート表面を、鉄筋の長手方向に所定の長さ走行させ、鉄筋を着磁します。
  3. 磁気計測ユニットを用い、着磁した鉄筋上のコンクリート表面を走行させます。測定したデータは無線によりパソコン画面に磁束密度分布波形として表示されます。
  4. 破断箇所では「S字波形」となり、「破断」の有無がわかります。

診断の様子

  • ガイドをあてます
  • 磁石ユニットで着磁します
  • 磁気計測ユニットで測定します

鉄筋破断の例

鉄筋破断の例

主な仕様

磁気計測ユニットの仕様

磁束密度 / 計測範囲 ±300μT
距離計測範囲 10,000mm
電源 単三型電池×8本
連続動作時間 約3時間
外形寸法 253mm×142mm×135mm
重量 約1.5kg
通信方式 Bluetooth® SpecV2.1＋EDR対応（class2）
その他 通信・設定、データ表示・保存用に別途パソコンが必要

磁石ユニットの仕様

内蔵磁石 希土類永久磁石
外形寸法 180mm×165mm×134mm
重量 8kg

ニュース

●漏洩磁束法による非破壊検査技術の向上、普及を目指し、2015年7月29日に「PC鋼材非破壊検査協会」(会長:京都大学　名誉教授　宮川　豊章　氏、事務局:当社)が発足されました。
M.EYEチェッカーレンタルのお申込み
M.EYEチェッカーのレンタルに関する御見積、ご注文、お問合せ等は、以下までお願いいたします。
【連絡先】
〒761-0192　高松市屋島西町2109番地8(株)四国総合研究所　総務部　業務課
E-Mail:eigyo@ssken.co.jp　TEL: 087-844-9208　FAX: 087-844-9228
  • 〇レンタル料金は、以下1,3のとおりですが、ご要望があれば、別途、ご相談のうえ、御見積させていただきます。
  • 〇お申込みされる場合は、以下2あるいは3の「申込書」および4「約款」をダウンロードいただき、記載事項のご確認および必要事項をご記入のうえ、ご返送下さい。
  • 〇なお初回のみ、取引先会社登録が必要ですので、以下5「取引先会社登録」をダウンロードいただき、必要事項をご記入のうえ、ご返送下さい。

ご案内・申込書・規約・登録等

カタログ集

▶▶▶M.EYEチェッカーカタログ ▶▶▶M.EYEチェッカーレンタル案内