情報・通信技術
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オンデマンド・モニタリングシステム技術の開発

  • オンデマンド・モニタリングシステム技術の開発

    無線アドホック通信技術、3G(4G)広域無線通信技術の普及、また高性能な電子デバイスの低価格化により、これまで技術的・コスト的に困難と考えられてきた様々なフィールドモニタリングシステムの実現が可能になってきました。しかしながら、ハードウェアの低価格化が進む一方で、それらを組み合わせた実用的なシステムの構築にはソフトウェアの開発や運用に膨大なコストが掛かることから、フィールドモニタリングシステム普及の大きな妨げになっています。

    当社ではこの問題を解決するため、ZigBee(無線アドホック通信)、超低消費電力マイクロコントローラ、XMLデータベース、CPU仮想化技術を利用したクラウド化データセンタなど、最新のICT(情報通信技術)を駆使し、フィールドモニタリングシステムの共通基盤技術として「openATOMS」※(open Advanced Topological Monitoring System)を開発しました。

    このopenATOMSにより「低コスト・ソフトウェアレス」で「運用が容易」な「様々な用途に柔軟に対応できる」フィールドモニタリングシステムの構築が可能となり、既に当社で「放射線メッシュモニタリングシステム」、「大規模施設におけるエネルギーモニタリングシステム」、「山間部における地盤等遠隔モニタリングシステム」、「農業用温室における環境モニタリング」など、openATOMSを適用した具体的なシステムを試作し、実フィールドにおいて3年以上の運用実績をあげています。

  • openATOMS技術を活用したモニタリングシステム