設備運用・保全支援技術
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高温超電導SQUIDを用いた電力設備非破壊診断技術

  • 高温超電導SQUIDを用いた電力設備非破壊診断技術

    SQUID(超電導量子干渉素子)は、地磁気の10億分の1程度の微弱な磁気を検出できる高感度な磁気センサです。その応用として、医療分野の脳磁計や心磁計等がよく知られており、近年、食物・薬品の異物検査装置が実用化されています。 現在、非破壊検査の基礎実験装置を構築して、電線の圧縮接続管内の素線摩耗などの検出やプラント配管の探傷などを対象に、高温超電導SQUIDの電力設備非破壊検査への適用可能性について研究を進めています。具体的には、試験サンプルを励磁し、SQUIDを走査することで、試験サンプルから発生する磁場の変化を計測します。その結果、試験サンプル上の磁場の乱れの様子から欠陥の検出を行います。