設備運用・保全支援技術
設備運用・保全支援技術

設備保全技術等の最適化研究

  • 電動弁保全技術の適正化(適正なトルク管理を実現)

    電動弁は原子力発電所の安全性確保に極めて重要な機器です。弁の正確な開・閉作動ができないと冷却など十分な効果が得られません。例えば、過大な力により弁棒が折損する事例や、駆動力不足により弁体が引抜けない海外事例などがあるため、弁は適正な力で開閉される必要があります。 当社の独自技術により、「簡便なヨークセンサ校正」、「弁体・弁棒部のフルストローク応力管理」、「摩擦係数・潤滑度管理」、「ステムナット摩耗量測定」、「分解点検・部品取替前後の特性変化の定量化」等が実現できます。従来の駆動部単体のトルク設定値管理等に比べ、電動弁全体の管理精度を飛躍的に向上できるものです。

    電動弁保全技術の適正化
    診断技術の概要
    ①磁場センサ:電線管外周にセンサを取付け、入力電気量で簡便に診断
    ②ヨークセンサ:ヨーク内側中央部の歪ゲージの応力信号により診断
    ③リフトセンサ:弁棒カバーを開けることなく弁棒移動量を測定
    ④トルク設定部の校正技術:トルク曲線を簡便に校正し正確に診断
    ⑤トルクの測定誤差低減技術:トルク設定用バネの取付誤差を排除
    ⑥トルク設定用バネ加圧装置:電動弁を駆動させずにバネ特性を測定
  • 耐環境評価の高度化研究

    寿命評価、代替技術検討等を行い、各種環境状態での信頼性向上を図っています。

    • 耐震試験状況
    • 高放射線照射試験状況